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Cygwinの導入手順
投稿日時 : 2008-10-30 18:58
 Firefoxの拡張はWindowsXP + EmEditorの環境で開発していましたが、「Windowsで作成したXPIファイルをLinuxで展開した時のパーミッションの問題」があります。これを回避するためにWindows上でUnixなパーミッション設定をする必要があったのでCygwinを導入しました。そのときのメモをまとめました。今回はCygwinの導入手順を解説します。次回は日本語文字化けの修復を扱います。
 

■環境

PC-MV1C3E/1.0GHz/768MB/WinXPSP3/Cygwin2.573.2.3
 

■Cygwinとは

 CygwinはWindows上で動作するLinux類似環境です。VMWareやQEMUなどのエミュレータと違い、あくまでWindows上でcygwin1.dllが提供するPOSIX相当の機能を利用して各プログラムが動作するという仕組みなっています。
 

■Cygwinインストーラのダウンロード

 Cygwinのインストーラは公式ページからダウンロードできます。トップページ右端の「Install Cygwin now」と書いてあるリンクが最新バージョンのインストーラへのリンクになっています。
Cygwin Download
 

■Cygwinのインストール

cygwin install 01
ダウンロードしたsetup.exeというなんともそっけないファイル名のインストーラを実行してインストールを開始します。それにしてもバージョン番号ぐらい書けばいのにね・・・
 
cygwin install 02
ネット上から必要ファイルを適宜ダウンロードする設定にします。個人で自分のPCにインストールする場合は通常はこれでしょう。
 
cygwin install 03
インストール先を指定します。一般的にはC:\cygwinにインストールすることが多いようですが、Windowsの再セットアップ時のことなどを考えるとシステムドライブとは分離しておくべきだと思うのでD:\cygwinにインストールします。このフォルダがCygwinから見たルートディレクトリになります。オプションは推奨(RECOMMENDED)通りデフォルトでいいと思います。
 
cygwin install 04
パッケージファイルの保存先を指定します。インストール時の各パッケージはここで指定したフォルダにダウンロードされます。Cygwin関係はすべてD:\cygwinにまとめたいのでD:\cygwin\pkgにしました。Cygwinから見ると/pkgになります。
 
cygwin install 05
インターネットへの接続環境を指定します。自宅PCの場合は大体Direct Connectionでいいと思いますが、学校や会社の中からなら「use IE5 settings」か、最後の選択肢のプロクシサーバの設定をしなくてはならないかもしれません。うまくいかない場合は管理者に問い合わせてください。
 
cygwin install 06
ダウンロード元のサーバを選択します。基本的にネットワーク的に近いサーバを選ぶべきなのでjpドメインのものの中から選びます(jpドメインなら必ず近いというわけではありませんが・・・)。サーバによっては接続できなかったり、一部のパッケージがダウンロードできなかったりします。インストール中にそういう感じのエラーが出る場合はサーバを替えて試してみてください。いくつか試してみた結果ftp://ftp.jaist.ac.jpでうまくいったのでこのサーバを使うことにしました。
 
cygwin install 07
インストールするパッケージを選択します。初めての時はどれ入れればいいのか見当もつかないと思いますが、とりあえず何もいじらずにそのままの状態で次に進んでも構いません。スクリーンショットの通りデフォルトの状態でもbashやその他最低限のパッケージはインストールされるようになっています。パッケージは後からいつでも追加・削除できるので必要なものが分かったら随時追加するという方針でもいいような気がします。もちろん必要なパッケージが分かっているならここで選択した方が二度手間になりませんが。デフォルトの状態で次に進んだ場合、インストールされるファイル容量は300MB程度になります。一応追加インストールしたものを示しておきます。
  • Web/wget
  • Editors/vim
その他、一般的にはgccやmake、openssh、opensslなども必須なんでしょうか。
  • Devel/gcc
  • Devel/make
  • Net/openssh
  • Net/openssl
まあとにかくいっぺんにたくさん入れると自分で把握しきれなくなってしまうのでやりたいことに応じて追加していく方がいいかと。
 
cygwin install 08
パッケージの選択が終わったら、先ほど選択したサーバに接続しパッケージのダウンロードが開始されます。
 
cygwin install 09
選択されたパッケージが全てダウンロードできたらインストールが開始されます。もしサーバに接続できない、または接続はできるが指定されたパッケージが存在しない、ダウンロードできないなどの問題がある場合はその時点でインストールが中断されます。このときはサーバを替えて再度試してみてください。
 
cygwin install 10
インストールが終了すると最後にショートカットを作成するか聞かれます。これは「<インストール先フォルダ>\Cygwin.bat」へのショートカットです。好みの問題でもありますが、デスクトップかスタートメニューのどちらかには作っておいてもいいと思います。
 

■Cygwinの起動の前に

 Cygwinの初回起動時(正確には起動ではなくログイン)はユーザのホームディレクトリが自動で作成されます。しかしここで少し問題があります。Windowsに「HOME」という環境変数が存在するとその値がCygwinのホームディレクトリパスとして使用されてしまいます。環境変数HOMEを削除するか、それが無理ならcygwin.batに以下の赤文字の部分を追記します。環境変数HOMEが存在しないならこの作業は必要ありません。
@echo off
 
D:
chdir D:\cygwin\bin
set HOME=
bash --login -i
この設定でCygwin起動前に一時的にHOME変数を空にできます。この変数の書き換えの影響はこのプロセス内のみで、Windows全体には及びません。
 

■Cygwinの起動

 それではCygwinを起動してみます。インストールの最後でショートカットを作成したならショートカットから、作成しなかったなら「<インストール先フォルダ>\Cygwin.bat」を実行して起動します。
cygwin install 01
初回起動時はホームディレクトリが作成され、デフォルトの設定ファイル群が/etc/skelからコピーされます。
 
cygwin boot 02
 

■Poderosa

 タブ型ターミナルエミュレータのPoderosaを使ってもCygwinにログインできます。動作に.NET Framework 2.0が必要なのがアレですが、非常に高機能で安定性も申し分ありません。Alt-CとAlt-Vでコピペできるのも地味に便利です。
 
Poderosa
3つ同時に接続して画面を3分割して表示している様子。
 
ただデフォルトではBackSpaceキーはShift + BackSpaceとしないといけません。これはツール - オプション - 操作の「BackSpaceキーで0x7Fを送信」のチェックを外すとBackSpaceキーだけでBackSpaceできるようになります。
Poderosa Option
 

■パスを通す

 「インストールフォルダ\bin」にパスを通しておくとWindowsのコマンドプロンプトからlsなどのコマンドがlsと入力するだけで使用できるようになります。コントロールパネル-システム-詳細タブ-環境変数 のPathにセミコロン区切りで「D:\cygwin\bin」などのように通したいパスを記述します。
cygwin path
 
以下はコマンドプロンプトでlsを実行しています。
cygwin cmd
この時点では文字化けしてますが。
 

■後からパッケージを追加・削除するには?

 はじめのインストールで選択したパッケージが不要だった/足りなかった場合はもう一度setup.exeを起動してやり直せば問題ありません。初期設定に戻されることはないので安心してください。はじめと同じようにパッケージ選択画面まで進めて必要/不要なパッケージをクリックして選択状態を変更して続行すればちゃんとパッケージの追加・削除ができています。
 
 
次回は日本語文字化け修復について。
 
 
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2008-10-30 18:58 | Cygwin | Comment(0) | Trackback(0)
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