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ジョン・レノンの反戦映画と『Imagine』日本語訳
投稿日時 : 2007-12-09 15:19
 12月8日は元ビートルズのジョン・レノンの27回目の命日。この日に合わせてドキュメンタリー映画「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」が公開開始。
 
レノンの反戦映画があす公開 - 日経WagaMaga
映画「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」オフィシャル・サイト
 
生きていれば67歳、ふつうの人にはできないたくさんのことができたんだろうな。
 
 
 生前、彼はミュージシャンとしての人気と知名度を活かして、泥沼化するベトナム戦争に対する反戦活動を展開していたために、政府に危険視され国外追放処分まで受けている。
そんな彼の遺志は死後20年以上経った9.11テロの際にもまだ確実に生きており、その影響力は衰えてはいなかった。放送各局が報復戦争に向かおうとする政府の意向を汲んでか、あるいは政府の圧力があってか、反戦・平和希求の歌である『Imagine』の放送を自粛し、事実上の放送禁止という状況の中でも、ローカルFM局があえて『Imagine』を流し続けたというニュースを当時に目にすることができた。
 テロから2週間後の2001年9月25日付のニューヨークタイムズには広告主の名前や宣伝文句も説明も何もない1文のみの全面広告が載り、大きな話題を呼んだ。
 
Imagine all the people living life in peace.
想像してごらん、すべての人が平和な日々を送っている姿を
 
これは『Imagine』の歌詞の一部。広告を見た人はこのたった8語でその意味を理解できたはずだ(後日明らかになった広告主は元妻のオノ・ヨーコ。新聞社のインタビューであっさり認めたそうです。)。
 今回の映画はミュージシャンとしてではなく、こういった死後四半世紀たった後も影響力を失わない反戦活動家としてのジョン・レノンに焦点を絞っているようで興味をそそられる。
 
 せっかくなので啓蒙の意味も込めて『Imagine』の動画と歌詞を。日本語への翻訳は自分でやってみました。動詞の数が少なくて意味に幅が出て訳しずらい。ネット上の翻訳がそれぞれ微妙にちがってたり大きくちがってたりするのはそのあたりが原因か?日本で発売されたレコードの歌詞カードにはどう書いてあるのやら。
 
YouTube - Imagine

 
Yahoo!ミュージック - ジョン・レノン - 歌詞 - IMAGINE

『Imagine』

Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above up only sky
Imagine all the people
living for today

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people 
living life in peace

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
『Imagine』 翻訳:itmst

想像してごらん 天国なんてないって
やってみれば簡単なことさ
僕らの足下に地獄なんてない
頭上に空があるだけじゃないか
想像してごらん すべての人が
今日を生きているということを

想像してごらん 国境が無い世界を
そんなに難しいことじゃない
命を奪わなければならない理由も、死ななければならない理由もない世界を
宗教だって同じさ
想像してごらん すべての人が平和な日々を送っている姿を

君は僕のことを夢想家だと思うかもしれない
だけど僕は一人じゃない
いつの日か 君も僕らに加われば
世界はひとつになるんだ

想像してごらん 所有するものなんてない世界を
できるかな?
欲張ったり飢えたりしなくていい世界を
人はみんな兄妹なんだ
想像してごらん すべての人が
世界を平等に分かち合っている姿を

君は僕のことを夢想家だと思うかもしれない
だけど僕は一人じゃない
いつの日か 君が僕らに加われば
世界はひとつになるんだ
いやぁー力のある曲だ。
 
 話はちょっとズレるけど、『Imagine』はジョンの妻のオノ・ヨーコの詩集『grapefruit juice』からインスピレーションを得たらしい。オノ・ヨーコはジョンの妻であるという以前に一人のアーティスト。『grapefruit juice』は普通の詩集ではなく、すべて命令形で指示が書かれている。その指示通りにすることで読者の頭の中に映像や音、感情を喚起させる、というすごい表現手法が用いられている。そして最後にこう指示される。
 
Burn this book after You'v read it
この本を燃やしなさい。読みおえたら。
 
初めて見たときは強烈すぎてかなり圧倒されてしまった。ジョンはちゃんと燃やしたらしいです。さすが。この『grapefruit juice』の中で「想像しなさい(imagine)・・・」という表現がたびたび登場するわけです。興味があればぜひ
 
Amazon.co.jp: Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings: 洋書: Yoko Ono
Amazon.co.jp: グレープフルーツ・ジュース: 本: オノ ヨーコ,南風 椎
 
 
 
そういえば数年前にオノ・ヨーコ展東京都現代美術館:MOTであったので観てきた。このとき買った、有名な言葉「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」のポストカードが部屋に貼ってある。この言葉の日本語訳は「戦争は終わる、あなたが望めば」になる。これが意味するところは、「実は戦争を起こしているのは悪い政治家なんかではなく、あなた自身、あなたたち自身の意思、意識、もしくは無意識、または無関心である」ということだと思う。このあたりはノーム・チョムスキーのドキュメンタリー映画「『チョムスキーとメディア』/『チョムスキー 9.11』」とかを観ると考察が深まるかも。  
 
人が作りだしている世界なのだから人が変えられないはずがない。
ジョン・レノンもオノ・ヨーコもそういう一貫したメッセージを伝えようとしているのだと思う。
 
[参考]
ジョン・レノン - Wikipedia
 
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2007-12-09 15:19 | Music | Comment(1) | Trackback(0)
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