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プラスチックを短期間で分解するバクテリア、高校生が特定
投稿日時 : 2008-05-27 23:11
 プラスチックは自然界で分解されるまでに何千年とかかり、それらの廃棄物をどう処理するかということが解決すべき重要な環境問題のひとつになっていますが、カナダの高校2年生のDaniel Burd君がこの問題の根本的な解決策になり得る発見をしたようです。
 
プラスチックを短期間で分解するバクテリア、高校生が特定 | WIRED VISION
 
Burd君はプラスチックを食べるバクテリアを特定し、そのバクテリアに最適な環境を作ることで通常は数千年かかる分解のプロセスをたった3ヶ月に短縮することに成功したようです。
 
WIRED VISION
『The Record』紙の記事によると、Burd君は、土にイースト菌を混ぜ水を加えたものの中に、粉状にしたプラスチックを入れて、30度にした。すると、自然界に放置した場合より早く、プラスチックが分解された。
 
温度や条件を変えながら何度も実験した末、Burd君は、プラスチックをムシャムシャ食べる微生物の正体を突き止めた。1つは緑膿菌(Pseudomonas)属で、もう1つはスフィンゴモナス(Sphingomonas)属だった。
 
さらに、重要なのがこのバクテリアによる分解にほとんどコストがかからないということ。
WIRED VISION
Burd君は、この発見を産業レベルに採り入れるのは簡単なはずだと言う。醗酵槽と培地、それにプラスチックがあれば、バクテリアは、プラスチックを食べて熱を発し、必要なエネルギーのほとんどを自らに供給する。副産物も、水と少量の二酸化炭素が出るだけだ。
どんなにすばらしい技術でもそれを実現するのに費用がかかり過ぎて採算がとれないのであれば、企業ベースで採用され大規模に展開される望みは少なく、環境問題に影響を与えるレベルまで普及することはまずないと思われる。温室効果ガスの排出権売買もそうだが、環境問題対策はビジネスとして成り立ち、経済システムの中で機能することが重要。そういう観点でもこの発見はあまりにすばらし過ぎる。
 
海外の高校生は自宅で核融合炉を自作したり、高校生離れしたとんでもない発見や発明をするもので、今回のも相当なものだと思います。
 
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2008-05-27 23:11 | Science | Comment(0) | Trackback(0)
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