投稿日時 : 2009-09-29 17:55
Windows最強のテキストエディタ(のひとつ)のEmEditorのv9へのアップグレードライセンスが2009年12月31日までの期間限定で販売されるようです。価格は Share-it 経由だと980円、同社への直接送金またはベクターのプロレジを利用した場合1,260円。
まあ序盤ではEmEditorの機能の紹介なんかをやったみたいですが、やはり目的はアップグレード有償化に向けたユーザとの意見交換だったようです。実は有償化にここまで慎重になっているのは訳があって、今から9年前の2000年のv3の有償アップグレード時に「バージョンアップは永遠に無料です」と謳っていたにもかかわらず、2003年のv4へのアップグレードも有償になる旨が告知され、ユーザの強い反発を受けて返金騒ぎにまで発展したことがありました。
その事件からは現在のv8まで6年間無償アップグレードでやってきたわけですが、その間の会社としての収入源は新規ユーザのフルライセンス購入分のみで、「かなりきびしく」なっているそうです。そもそもエディタ市場がそれほど大きくないので、メジャーバージョンアップで新たに多数の機能を追加したとしても一気に多くの新規ユーザの獲得ができるわけでもないようです。それで今回は説明会まで開いて慎重に既存ユーザの理解を得た上で有償化に踏み切ろうということだったようです。
アップグレードに関する部分だけ貼っておきます。
YouTube - EmEditor 説明会 ~ アップグレードについて(1)
YouTube - EmEditor 説明会 ~ アップグレードについて(2)
EmEditor テキスト エディタ - フォーラム
上記質問に対する江村さんの回答
EmEditor テキスト エディタ - フォーラム
ということで、基本的に今後は有償アップグレードになると思っていてよさそうです。
まあエディタにサブスクリプション方式の課金はなじまない気がするので、今回のように期間限定でアップグレード権を販売するというのは、すごくいいやり方かもしれませんね。
v9の新機能紹介ページ
個人的には
2009年12月31日までがアップグレードライセンスの期間限定
注意すべきは「2009年12月31日までの期間限定」というのがお買い得価格で購入できる期間ではなく、アップグレードライセンスの販売期間であること。つまり、2009年12月31日を過ぎたら、現在正規ライセンスを持ってる人も、新たにフルライセンス(4,200円)の購入が必要になるということ。サブスクリプション方式、アクティベーション導入は見送り
2009年09月05(土)に東京、 09/06(日)に大阪でユーザを交えた説明会で話があがっていた、サブスクリプション方式による課金や、アクティベーションの導入は今回は見送られたようです。返金騒ぎ事件と今回の説明会
上記説明会の内容は「2009年9月5日、6日と EmEditor の説明会を開催いたしました。」にまとめられています。動画もYouTubeのEmurasoft公式ページで公開されています。江村さん、はじめえらく緊張してますねwまあ序盤ではEmEditorの機能の紹介なんかをやったみたいですが、やはり目的はアップグレード有償化に向けたユーザとの意見交換だったようです。実は有償化にここまで慎重になっているのは訳があって、今から9年前の2000年のv3の有償アップグレード時に「バージョンアップは永遠に無料です」と謳っていたにもかかわらず、2003年のv4へのアップグレードも有償になる旨が告知され、ユーザの強い反発を受けて返金騒ぎにまで発展したことがありました。
その事件からは現在のv8まで6年間無償アップグレードでやってきたわけですが、その間の会社としての収入源は新規ユーザのフルライセンス購入分のみで、「かなりきびしく」なっているそうです。そもそもエディタ市場がそれほど大きくないので、メジャーバージョンアップで新たに多数の機能を追加したとしても一気に多くの新規ユーザの獲得ができるわけでもないようです。それで今回は説明会まで開いて慎重に既存ユーザの理解を得た上で有償化に踏み切ろうということだったようです。
アップグレードに関する部分だけ貼っておきます。
YouTube - EmEditor 説明会 ~ アップグレードについて(1)
YouTube - EmEditor 説明会 ~ アップグレードについて(2)
今後のバージョンアップは有償
今後のバージョンアップについてフォーラムで質問があったので引用。EmEditor テキスト エディタ - フォーラム
今回のv9に関しては有料アップグレードになりましたが、
今後はv10…v11… v12…と、メジャーバージョンアップのたびに料金が発生するのでしょうか?
それとも、v9を購入したら、今まで通り、v10~v13くらいは無償でアップグレードできるのでしょうか?
料金形態をハッキリしてください。
今後はv10…v11… v12…と、メジャーバージョンアップのたびに料金が発生するのでしょうか?
それとも、v9を購入したら、今まで通り、v10~v13くらいは無償でアップグレードできるのでしょうか?
料金形態をハッキリしてください。
上記質問に対する江村さんの回答
EmEditor テキスト エディタ - フォーラム
まだ将来のことなのではっきりとは申し上げられないのですが、メジャー バージョンアッがある場合には、やはり有料アップグレードになる可能性が高いと思います。どうぞご了承ください。
ということで、基本的に今後は有償アップグレードになると思っていてよさそうです。
アップグレードは強制ではない
アップグレードが有償化したからといって、現在のライセンスが無効になるわけではありません。セキュリティソフトのように1年ごとに更新しなければならないサブスクリプション方式の課金ではないので、v9の新機能に魅力を感じなければ現在のバージョンをそのままいつまででも使い続けることができます。まあエディタにサブスクリプション方式の課金はなじまない気がするので、今回のように期間限定でアップグレード権を販売するというのは、すごくいいやり方かもしれませんね。
フリー版は今まで通り公開
EmEditor Freeは今まで通り公開されています。エディタに興味があるけどまだEmEditorを使ったことがない人は是非試してみてください。v8とv9の特徴
v8の特徴紹介ページv9の新機能紹介ページ
個人的には
- クリップボード履歴
- 元に戻す情報を含むワークスペース
スポンサーサイト