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370Km先の目標にマッハ5で着弾させるレールガン
投稿日時 : 2008-02-05 14:41
 GIGAZINEでレールガンについての記事を見たときにはすごいらしいけど何がすごいのかよくわからなかった。映像も迫力があるにはあるけど、10.64メガジュール以上の出力で弾丸を撃ち出してます、と言われてもピンとこなかった。後日WIRED VISIONでもレールガンの記事を発見。解説を見てどうやらかなりすごいらしいことがわかった。
 
米海軍が実験成功した『レールガン』とは | WIRED VISION
 
そもそもレールガンって何?って感じなのでWikipediaで調べてみると、
レールガン - Wikipedia
この装置は、電位差のある二本の伝導体製のレールの間に、電流を通す伝導体を弾体としてはさみ、この弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射する物である。

従来の通常の火器は火薬が爆発した際の膨張力を利用して弾丸を撃ちだすのに対して、レールガンは電気の力を使うということらしい。でそれがどうすごいのかというと火薬を使った火器の場合は以下のような制限がある。
レールガン - Wikipedia
火薬を使用する火器では、燃焼による化学エネルギーの多くが熱の形で失われ、弾体の投射エネルギーに使われるのは少しである。また弾体の発射速度は発生・過熱膨張されるガスの膨張速度を越えられず、最新の爆薬を使っても、せいぜい2~3km/s程度である

これに対してレールガンの場合は
レールガン - Wikipedia
ローレンツ力だけを考えれば、レールガンが打ち出す弾体の最大速度は、相対論的制約で光速度が上限となる。発射速度は入力した電流の量に正比例するため、任意の発射速度を得るために、任意の電流を入力してやればよいだけである。
光速度が理論上の上限らしいですw。もちろん射出装置の物理的耐性や技術的な問題でそんな速度は出ないみたいですが。特に、投入エネルギーの多くがジュール熱として奪われる原因になっている「速度表皮効果」をコントロールしなければならないようです。しかしこれさえなんとかすればかなりのさらなる高速化が期待できるみたい。
 
 このレールガン技術は宇宙の輸送装置などへの応用も考えられているらしいですが、やはり兵器として使われるのが先になりそうです。計画では駆逐艦に搭載して
WIRED VISION
揚陸作戦支援に重量15kgの砲弾を初速2.5km/sで発射、高度152kmまで打ち上げて370km以上先の攻撃目標に終速1.7km/s(マッハ5)で着弾させる
ということらしいです。しかも着弾までを衛星から制御するらしい。
レールガンのすごさがわかったところでそろそろ映像を。
 
今回の実験のハイスピードカメラの映像。
YouTube - Navy's Record-Breaking Railgun Shot

 
実験の様子を収めたムービー。
YouTube - Navy Railgun Test at Dahlgren

 
 しかし科学を発展させるのはいつだって戦争だというのは悲しいことですが、もし兵器として評価すべき点があるとするなら
WIRED VISION
爆薬を詰めた砲弾ではなく不活性弾を発射するため、理論上は、攻撃の巻き添えによる被害が少なくなる
ということでしょう。でも巻き添えは減っても誤爆はなくならないんだろうな。誤爆は技術的な問題ではなく、情報の不正確さに起因しているのが大半な気がするので。
まあ開発が進んでいる非殺傷兵器もそうだけど(問題もありますが)、こういう方向の技術はもっと発展してくれた方がいいと思う。どうせ使わなきゃならないなら、ですが。
 
[参考]
米海軍が実験成功した『レールガン』とは | WIRED VISION
アメリカ海軍が行った電磁レールガンのテストムービー - GIGAZINE
レールガン - Wikipedia
 
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2008-02-05 14:41 | Thecnology | Comment(0) | Trackback(0)
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